楽天・太田光捕手（２７）が３０日、来季の正捕手へ名乗りを上げた。仙台市内で契約交渉に臨み、１５００万円アップの４８００万円でサイン（金額は推定）。「開幕マスクだけじゃなく、毎年全試合にスタメンでフルで出ることを目標にはしている。１年間通して（試合に）出たい」と闘志を燃やした。

　今季は捕手陣では最多の１０４試合に出場し、打率２割４分３厘、３本塁打、１４打点。規定打席には未到達ながら、打撃面でキャリアハイの成績を残し、盗塁阻止率はリーグ２位の３割５分７厘と５年連続で３割以上を記録。さらに、４年連続でスタメン時の勝率が５割２分超えと扇の要として存在感を示した。

　炭谷が西武に移籍し、来季からは捕手では２番目の年長者に。炭谷とバッテリーを組んでいた岸や早川の試合映像は既に確認済みと準備は十分。「銀仁朗さんから学んだことも生かしながら、自分の色も出して、組んだ回数が少ないピッチャーからもしっかり信頼得ていけるように」。勝負の１年、定位置をつかみ取りに行く。

（内藤　菜月）

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