【ソフトバンク】ドラ3の慶大・広瀬隆太は規格外のパワーの持ち主 契約金の使いみちは「貯金しようと思います」

スポーツ報知

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2023.11.30(木) 16:17

ソフトバンク3位の慶大・広瀬隆太は都内のホテルで仮契約した(左は福山龍太郎アマスカウトチーフ、右は松本輝アマスカウト カメラ・加藤弘士)

 ソフトバンクからドラフト3位で指名された慶大・広瀬隆太内野手(22)が30日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸1000万円で仮契約した。

 今秋の明治神宮大会でチームを日本一に導いた、豪快な打棒が魅力。“確信歩き”で神宮の杜を沸かせてきた。飛距離の源について「とにかく大学時代はウエートトレを頑張ってきた。トレーニングコーチもしっかりついてくれてやっていたので、フィジカル面で成長できた」と胸を張った。

 中でも「パワークリーン」という瞬発力を鍛えるトレーニングでは、驚異の150キロ超を挙げる怪力の持ち主だ。「野球は基本的に投げるのも打つのも瞬発力。一瞬にどれだけ力を出せるかを大事にやってきました」と語った。この数値を伝え聞いた福山龍太郎アマスカウトチーフは「そんなに上がるの!?」と仰天。プロ野球選手の姿を思い浮かべ、「数値的には聞いたことがないですね」と驚いた。

 「彼の最大の特長は長打力。近未来の中軸を担えるバッター。確実性をプロで勉強しながら、頑張ってほしい」と福山チーフ。尊敬する人に「福沢諭吉先生」の名を挙げ、慶応幼稚舎初のプロ野球選手となる広瀬は、契約金の使いみちにも「貯金しようと思います」と語り、堅実な一面をのぞかせていた。

 ◆広瀬 隆太(ひろせ・りゅうた)2001年4月7日、東京都生まれ。22歳。慶応幼稚舎1年から野球を始め、慶応普通部では世田谷西シニアに所属。慶応高では1年秋からベンチ入り。2年時に春夏甲子園出場。慶大では1年春にリーグ戦デビューし、秋からレギュラー。1年秋と3年秋に一塁で、3年春に二塁でベストナイン。リーグ戦通算本塁打は歴代4位で早大・岡田彰布に並ぶ20本。3年、4年と大学日本代表入り。182センチ、91キロ。右投右打。

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