【西武】陽川尚将が400万円減の1800万円で更改「絶対にチャンスはあるのでモノにしたい」
スポーツ報知
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2023.11.25(土) 17:23
西武・陽川尚将が25日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円減の1800万円(金額はいずれも推定)でサインした。
現役ドラフトで阪神から移籍し、チームでは少ない右の長距離打者として期待されたが、9試合で打率1割6分7厘、1本塁打、1打点に終わった。「オープン戦後半からこの1年、本調子を戻せなかった。長打が持ち味なので、そこを引き出していけるようにやっていきたい」と目標を掲げた。
阪神時代にドラフト同期だった横田慎太郎さんが脳腫瘍のため7月に死去。先日、同期の岩貞、岩崎らとともに鹿児島の自宅を訪れて、仏前に近況を報告。今季、古巣は日本一に輝いたが陽川自身は納得できるシーズンを送ることができなかった。「同僚は日本一なのでいい報告はできたと思うんですけど、僕はなかなかいい結果が出ていなくていい報告はできなかったんですけど、横田の分も、一年でも長く野球を続けていけるようにと、そういう風なことは言いました」と亡き仲間に誓った。
交渉の席で球団からは「右打者で長打を打てる選手は少なくなってきてる中、貴重な右打者なので来年は期待している」と伝えられたという。一塁、三塁、外野と位置にこだわらず出番をうかがう。「年齢も年齢なので一日一日の勝負。1年間通して結果を出すのは難しいかもしれませんけど、絶対チャンスはあると思うので、そのチャンスをものにできるようにやっていきたい」。さらには、古巣の仲間たちが味わった日本一の感激を今度は自分が味わう番だ。「来年こそは僕自身もああいう場に入っていくような結果を残してやっていきたい」。来季で33歳を迎える貴重な右の長距離打者が静かにキバを研ぐ。
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