楽天・銀次が現役引退 2013年の初優勝、日本一を知る現役選手は誰がいる?

ベースボールキング

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2023.11.22(水) 17:00

楽天・銀次

◆ 銀次が現役引退

 楽天の銀次が22日、現役引退を表明した。

 銀次は05年高校生ドラフト3巡目で楽天に入団し、5年目の10年に一軍初出場を果たすと、12年に126試合に出場して、打率.280、4本塁打、45打点の成績を残して一軍に定着。翌13年には打率.317、4本塁打、54打点で球団初のリーグ優勝、日本一に貢献した。

 14年は糸井嘉男と首位打者争いをシーズン終盤まで演じ、首位打者とはならなかったが、リーグ2位の打率.327をマークした。14年と17年にベストナイン、17年には一塁手部門でゴールデン・グラブ賞に輝くなど、長年イーグルスを引っ張った。20年以降は出場機会が減少し、今季は6試合に出場し、放った安打は1本だった。銀次の通算成績は1240試合に出場して、打率.290、28本塁打、471打点だった。

◆ 現在も現役の選手は?

 今季は銀次、藤田一也と13年の球団初のリーグ優勝、日本一メンバーが相次いで現役引退となった。

 今もNPB現役でプレーしている選手はというと、野手では当時大卒2年目だった島内宏明、同じく当時大卒2年目でシーズン途中から1番打者に定着した岡島豪郎、投手では24勝0敗1セーブの成績を残したエース・田中将大、新人ながら開幕投手を任され15勝(8敗)をマークした則本昂大、当時高卒5年目の辛島航、現在はロッテでプレーする美馬学がいる。

 初優勝、日本一から10年以上が経ち、当時新人だった則本も12月で33歳とベテランと呼ばれる年齢に差し掛かってきた。美馬は他球団でプレーとなっているが、田中、則本、辛島、岡島、島内は当時の優勝、日本一を知る数少ない選手たち。来年こそは11年ぶりの悲願を成し遂げたい。

▼ 現在も現役の選手たち
<野手>
島内宏明
13年成績:97試 率.284 本6 点38
今季成績:104試 率.236 本7 点38

岡島豪郎
13年成績:79試 率.323 本1 点13
今季成績:114試 率.266 本6 点43

<投手>
田中将大
13年成績:28試 24勝0敗1S 防1.27
今季成績:24試 7勝11敗0S 防4.91

則本昂大
13年成績:27試 15勝8敗0S 防3.34
今季成績:24試 8勝8敗0S 防2.61

辛島航
13年成績:11試 3勝4敗0S 防4.42
今季成績:10試 1勝5敗0S 防4.56

美馬学(楽天 → ロッテ)
13年成績:18試 6勝5敗0S 防4.12
今季成績:18試 3勝9敗0S 防4.76

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