楽天・伊藤裕季也内野手（２７）が１６日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み１０００万円アップの１８５０万円でサインした。

　昨季の途中にＤｅＮＡから移籍し、今季は開幕戦となった３月３０日の日本ハム戦（エスコン）で先発出場。新球場第１号を放ち歴史に名を刻むと、一度も抹消されることなくシーズンを１軍で過ごした。本職の二塁の他に、一塁や三塁のなど複数ポジションを守りキャリアハイとなる８７試合で打率２割４分５厘、５本塁打、１６打点。「複数ポジションを守ったことや、代打成績を評価してもらった」と振り返った。

　１０００万円アップとかなり評価されたが、満足はしていない。「自分の力不足を１番に感じた。来年は今年１年間の経験がすごく自分に取って必要だなと感じた」と課題も口にした。来年の目標にはレギュラー獲得。「個人としてはレギュラーを取ることを最優先として、そのために必要なことはやっていきたい。チームとしては４位で終わったので、来年こそは最低でもＣＳに出て、日本一に貢献できるようにしたい」と決意を示した。

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