オリックス・山本由伸にヤンキース「アメージング」マリナーズ「トップとして歓迎」…米大リーグ複数球団ラブコール
スポーツ報知
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2023.11.9(木) 05:00
【スコッツデール(米アリゾナ州)7日(日本時間8日)=一村順子】オリックスからポスティングシステムでメジャー入りを目指す山本由伸投手(25)が大人気だ。米大リーグのGM会議が7日(同8日)、アリゾナ州スコッツデールでスタート。ヤンキース、マリナーズなどのGM陣は、3年連続沢村賞の山本を高く評価した。今オフのFA市場でもエンゼルス・大谷翔平投手(29)に次ぐ注目度の高さで、激しい争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。
日本のエースの実力は、すでに米球界でも認められている。3年連続で防御率1点台、直近3年で49勝を挙げた山本について問われるとヤンキース・キャッシュマンGMは「アメージングな才能」、マリナーズ・ディポトGMは「彼は完成されており、たぐいまれな才能を持っている。ローテーションのトップとして迎え入れることができる人材だ」と最大限の評価を口にした。
日本で圧倒的な成績を残していた右腕を、米球界はすでに注目。今季は多くのスカウトや首脳陣が直接視察に訪れることも多かった。キャッシュマンGMは9月9日にノーヒットノーランを達成したロッテ戦(ZOZO)を視察。「特別な時間になった。(同試合の入場券を)お宝として、一生保管しておき、息子に譲りたい」と感激するほど、ほれ込んでいる。
Rソックスのブレスロー野球部門最高責任者も、山本の名前こそ出さなかったが「先発補強は最大の懸案事項で、その機会を見逃すわけにはいかない」と断言。タフで安定感のある投手を求めていると話し、山本は理想に一致している。ヤンキース、Rソックスは先発投手に課題を残して今季はポストシーズン進出を逃し、マリナーズも先発5枠を固定できず。先発を補強ポイントにするドジャースやメッツなど資金力のある球団も争奪戦に参戦するとみられ、今オフの先発投手市場の中心になっている。FA市場全体を見渡してみても、大谷に次ぐ注目度の高さ。2億ドル(約301億円)規模の大型契約となると予想され、日本人選手のメジャー初年度の契約では14年田中将大(ヤンキース)の7年1億5500万ドル(当時のレートで163億円)を超える最高額になる可能性が高い。まだ正式にポスティングの申請すらしていないが、高い注目を浴びている。
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