【オリックス】山崎福也がFA権行使を決断 今季自己最多11勝左腕 ソフトバンク、ヤクルト、DeNAなど大争奪戦へ

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2023.11.6(月) 03:50

日本シリーズを終えて、ファンにあいさつをする山本由伸(左)と山崎福也(カメラ・義村 治子)

 オリックス・山崎福也投手(31)が国内FA権の行使を決断したことが5日、分かった。プロ9年目の今季は8月に権利を取得し、自己最多、リーグ2位タイの11勝(5敗)を記録。日本シリーズが終了したこの日は「オリックスには本当に感謝しています。いろんな線を含めて、自分自身、ゆっくり考えたい」と話すにとどめたが、球団側へ権利を行使する意思を伝えた。

 山崎福は明大から14年のドラフト1位で入団した。一昨年から先発ローテに定着。交流戦では得意の打撃でも活躍し、6月は4戦4勝で自身初の月間MVPを受賞した。監督選抜で球宴にも初出場。阪神との日本シリーズでも1日の第4戦(甲子園)に先発し、5回途中を3失点だった。「3連覇できて良かった気持ちもありますし、最後、日本一を成し遂げたい気持ちはあった。悔しく終わってしまったが、本当に良かった1年でした」と振り返った。

 今季の推定年俸6000万円は人的、金銭ともに補償が発生しないCランクとみられ、権利行使した場合に備え、ソフトバンク、ヤクルト、DeNAなどが調査を進めていた。今後は大争奪戦に発展する可能性もあるが、オリックス側も不可欠な戦力として長期契約で慰留する方針。山崎福自身は宣言残留を含め、正式オファーを受けた球団の話を聞いた上で、決断することを選択した。

 山崎福と同様、新たに国内FA権を取得した大城滉二内野手(30)と小田裕也外野手(34)に対しても、球団は再契約を打診。若月健矢捕手(28)は9月の時点で残留を表明しており、権利を行使せずオフに複数年契約を結ぶ予定だ。

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