キャッチボールをするロッテ・澤田圭佑［撮影＝岩下雄太］

◆ 澤田圭佑「技術のレベルアップをやっています」

　ロッテの秋季練習が5日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。

　今季育成選手として入団し7月27日に支配下登録され、オールスター明け17試合、2勝6ホールド、2セーブ、防御率1.08とブルペン陣を支えた澤田圭佑は「来年1年、１年間投げ切れる技術をつけられるように体の感覚を研ぎ澄ましながら、技術のレベルアップをやっています」と秋季練習に取り組んでいる。

　澤田の投球を支えたのが、「マエケンさんのYouTubeとバウアーのYouTubeでスプリットチェンジを調べて、YouTubeを見て投げるようになったんですよ」と、今季から投げ始めたスプリットチェンジ。

　「僕はチェンジアップが得意なんですけど、フォークが苦手なんですよ。マエケンさんのYouTubeはめっちゃわかりやすい動画になっていて、僕が投げられるようになるくらい動画になっています」と、メジャーで活躍する前田健太のYouTubeを見て独学で学んだ。

　今年一番良かったスプリットチェンジに「楽天・小深田が三振したインローに落ちるスプリットチェンジはマジで完璧だったです。あとはCSで柳田さんから空振りを奪ったスプリットチェンジと、左のゴンザレスが2ボールから空振ったのはめっちゃ良かったっす」と興奮気味に話した。


◆ 大下「右ピッチャーもしっかり打てるように」

　オリックスから現役ドラフトで今季から加入し、左投手に打率.333と左キラーぶりを発揮した大下誠一郎は「とにかく結果を残すだけなので、しっかり振っていく」と話し、「とにかくこのオフは振り込もうと思っているので、振り込んでしっかり体を作っていきたい。来年もしっかり左ピッチャー、そして右ピッチャーもしっかり打てるようにやっていきたいですね」と意気込んだ。

　来季は「僕にとって主役になるように。とにかくオリックスに3連覇されているので、僕がいたのもあるし、とにかく打倒オリックスで。僕もしっかり一軍で試合に出て結果を残して、1年通して一軍にいられるようにしたいですね」と決意を述べた。

取材・文＝岩下雄太