【オリックス】紅林弘太郎、3番抜てきで球団最年少弾21歳8か月「高い、甘いところを狙っていた」

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2023.11.5(日) 05:25

5回1死二塁、2ランを放った紅林

◆SMBC日本シリーズ2023第6戦 オリックス5―1阪神(4日・京セラドーム大阪)

 「SMBC日本シリーズ2023」第6戦はオリックスが逆転勝ちを収め、対戦成績を3勝3敗として2年連続の日本一へ逆王手をかけた。先発・山本由伸投手(25)が9安打を浴びながら138球を投じ、シリーズ新記録となる14奪三振で1失点完投。6回途中7失点KOされた第1戦のリベンジを果たした。運命の第7戦はオリックスが宮城大弥投手(22)、阪神は青柳晃洋投手(29)が先発する。

 紅林が本拠地を揺らした。1点リードの5回1死二塁。村上の2球目、浮いたフォークをかち上げた=写真=。打球は前進守備を敷いていた中堅・近本の頭上を大きく越え、中堅左へ。「高い、甘いところを狙っていた」。21歳8か月で放った日本S初アーチは、昨年第7戦の太田に並ぶ球団最年少弾となった。

 負ければ、2年連続日本一の夢が途絶える一戦で3番に起用された。「どれだけ打っても、ずっと下位。上位で打ちたい気持ちでやっていた。『やっとか』と。ふんわりと書いといてください。調子に乗っていると思われるので」と笑った。采配を的中させた指揮官も「まさかのホームラン」と、たたえた。

 お立ち台で並んだ山本には「初戦も(7失点の)ああいう感じだったので、きょうはやってくれるだろうと見ていた」と恒例の先輩いじりを決め、エースに「ありがたいお言葉」と、頭を下げられた。左手首痛を抱えながら5試合連続安打で、過去2年含めた通算は打率3割3分8厘(65打数22安打)。立派な“シリーズ男”だ。(小松 真也)

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