【オリックス】虎に2連敗で崖っぷち 田嶋大樹の好投実らず、8回に悪夢の6失点

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2023.11.2(木) 21:31

8回1死二、三塁、交代を告げる中嶋聡監督(左)(カメラ・義村 治子)

◆SMBC日本シリーズ2023第5戦 阪神6―2オリックス(2日・甲子園)

 オリックスが阪神に2連敗し、シリーズ通算2勝3敗となり、王手をかけられた。2年連続6度目(阪急時代含む)の日本一を目指すチームは、崖っぷち。先発左腕・田嶋大樹が7回4安打無失点と好投したが報われなかった。

 均衡が破れたのは4回。オリックスは2死無走者で6番・マーウィン・ゴンザレスが、阪神の先発左腕・大竹耕太郎から左翼ソロ。日本シリーズ第2戦以来、3試合ぶりに先制した。

 田嶋は5回、2死三塁の同点危機を迎えたが、強気にストレート勝負。1番・近本光司を空振り三振に仕留め、得点を許さなかった。

 オリックスは7回2死一塁で、3番・森友哉の二ゴロを阪神の二塁手・中野拓夢、右翼手・森下翔太が連続エラーする際に、走者・宗佑磨が好走塁で一気に生還。貴重な2点目を奪った。

 好投した田嶋は7回4安打無失点で交代。だが、8回に悪夢が待っていた。代わった山崎颯一郎がいきなり無死一、三塁のピンチを迎え、1番・近本光司に右前打を浴び、1点献上。その後、1死二、三塁と一打逆転の危機に、中嶋聡監督は4連投となる宇田川優希を投入した。だが、3番・森下翔太に左中間を破られる逆転2点三塁打を献上。続く4番・大山悠輔にも中前タイムリーを打たれ、2―4。宇田川はここで降板した。この回さらに2点を追加され、痛恨の6失点。9回に再逆転できず敗れ、後がなくなった。

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