【日本ハム】通算378盗塁の荒木雅博氏「あの速さは異次元。群を抜いている」五十幡亮汰を熱血指導

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2023.11.2(木) 14:56

秋季キャンプで荒木雅弘臨時コーチ(左)から走塁指導を受ける日本ハム・五十幡亮汰(カメラ・堀内 啓太)

 臨時コーチとして日本ハムの秋季キャンプに参加している元中日の荒木雅博氏が2日、走塁指導を行った。

 マンツーマンで声をかけたのは「サニブラウンに勝った男」の異名を持つ五十幡亮汰外野手。「すごいですよ。速さは群を抜いている」と持ち前の能力に目を細めた。一塁ベース上では身ぶりを加え、スタート時の足の位置や強いスライディングの重要性をアドバイス。指導を受けた五十幡は「意識や現役の時の(足の)体重のかけ方だったりを聞きました。『これが全てじゃないし、練習でやって合わないのは捨てないといけない。自分のスタートを見つけられるのは自分しかいない』という話で。すごくためになりました」と熱血指導に感謝した。今季は故障離脱もあって出場70試合で17盗塁。「目標を高く持って、50盗塁が通過点になるように」と大卒4年目となる来季を見据えた。

 通算378盗塁を記録した荒木氏は練習後、現役時代に独自の感覚を大切にしていたことを明かし、この日の指導をあくまで「引き出しの一つ」として頭の片隅に置いてほしいと強調。「できればそのぐらいの感じで捉えてほしい。『やらなければ』とはなってほしくない。自分のやれるように、やりたいように体を動かしてもらって。後々答え合わせができるぐらいの感じで動かしてもらえれば」と話した。自身も獲得した盗塁王のタイトルについては「あの速さは異次元。打てれば(ある)」と期待を込めた。

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