【オリックス】3年連続沢村賞の山本由伸、バウアーに球宴で睡眠法学ぶ「レベルが違いました」

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2023.10.31(火) 05:15

3年連続で沢村賞を受賞した山本

 シーズンで最も活躍した先発投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長=元巨人)が30日、都内で行われ、オリックス・山本由伸投手(25)の3年連続3度目の受賞が決まった。3年連続受賞は56~58年の金田正一(国鉄)以来2人目。選考対象の「先発完投型」が激減する中、選考委員からはメジャー流の中4日登板を実践したDeNAのトレバー・バウアー投手(32)を高く評価する声も上がった。

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 好奇心も向上心も旺盛な山本が、真剣な表情で聞き入った。「いろいろなことを勉強させていただきました」。7月に出場した球宴でDeNA・バウアーと有意義な意見交換が実現。20年にサイ・ヤング賞を受賞している右腕は、睡眠をテーマに熱弁をふるってくれた。

 寝具や睡眠時間、室温はもちろん、寝る姿勢によって呼吸の深さが変わると教わった。上向きに寝ていた山本にとっては貴重な知識だった。「上向きより、横向きの方がいいらしいんです。(考えの)レベルが違いました」と新たな発見があった。

 絶対的なエースとして、歩みを始めたのが2年前。金メダルを獲得した東京五輪で沢村賞2度の楽天・田中将にも助言をもらった。「先発する日は、自分がやりたいことをしていいんだよ」。偉大な先輩に学び、登板2時間前から集中するルーチンも確立。まだまだ恐ろしい投手になる。(オリックス担当・長田 亨)

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