【楽天】ドラフト3位の東海大菅生・日当直喜は“ポスト松井裕樹”宣言「次は自分が東北を日本一に」
スポーツ報知
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2023.10.30(月) 22:25
楽天からドラフト3位指名を受けた東海大菅生の日当(ひなた)直喜投手(18)が30日、都内の同校で後関スカウト部長らから指名あいさつを受け「抑えに回って毎日投げて、チームに貢献することが目標」と“ポスト松井裕樹宣言”をした。
身長190センチ100キロと恵まれた体格で、最速154キロの直球と鋭いフォークが武器の右腕。緊張した面持ちであいさつを受けたが「これからスタートという気持ちになったのと、自覚だったり責任を持たないといけないなという気持ちになりました」とプロへの自覚を口にした。
チームは絶対的守護神の松井裕樹投手(28)が海外FA権の行使を表明し、海外移籍が濃厚。移籍するとなればクローザーのポジションが空くことになり「短いイニングで自分の馬力を生かして投球することが自分の役割だと思う」と高卒投手では珍しい抑え候補に立候補した。
生粋の野球小僧だ。「馬力の面、疲れ知らずというところが自分の持ち味」と話すよう、引退後も週5、6回ほどシート打撃や打撃投手として登板し、多いときでは200球を投げ込む。もちろん、翌日の疲労感も計算して投げ込み、やる気は十分だ。
突然のクローザー宣言に驚きながらも、後関スカウト部長は「最終的にどうなるかは別として、ボールは強いしフォークボールもある。今のまましっかりとしたものを築いていってくれれば、そうなる可能性は十分あると思う。正直それも頭に入れながら指名した」と説明。部坂担当スカウトも「やっぱりストレートの強さ。今江監督からも『パワーピッチャーが欲しい』と言われたので、1番に思いついたのは菅生の日当くんだと思った」と話した。
熱い気持ちも持ち合わせている。1年目の目標は開幕1軍。2013年の日本シリーズで熱投を見せた田中将大投手の姿に憧れを抱く右腕は「次は自分が東北を日本一にするような投球ができたらいい」と先を見据えた。希望あふれるルーキーが、東北に2度目の歓喜をもたらす。
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