シーズンで最も活躍した先発投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会が３０日、都内で開かれ、オリックス・山本由伸投手が３年連続で選出された。エースは吉報に「賞の中でも唯一、今まで活躍してこられた大先輩の方に選んでいただける賞なので。そういった素晴らしい方に選んでいただけるというのは、すごくうれしく思いますし。もっともっと努力を重ねていきたいなと心から思います」と感謝の思いを口にした。

　３年連続受賞は金田正一（国鉄＝５６～５８年）以来２人目。３度目の受賞は杉下茂（名古屋＝５１、５２、５４年）、金田正一（５６～５８年）、村山実（神＝５９、６５、６６年）、斎藤雅樹（巨＝８９、９５、９６年）に次ぐ５人目の快挙となった。

　今季の山本は２３試合に登板し、１６勝６敗、防御率１・２１の活躍。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振（１６９個）、最高勝率（７割２分７厘）のタイトルに輝き、史上初の３年連続の投手４冠を獲得していた。

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