オリックス廣岡、抜擢に応える2安打1打点 中嶋監督「下位打線が頑張った」

ベースボールキング

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2023.10.29(日) 22:34

SMBC日本シリーズ2023第2戦
○ オリックス 8 - 0 阪神 ●
<10月29日・京セラD大阪>

 オリックスの廣岡大志内野手(26)が、阪神との日本シリーズ第2戦に「9番・左翼」で先発出場。2打数1安打と活躍し、チームの今シリーズ初勝利に大きく貢献した。

 オリックスは2安打完封負けを喫した第1戦から、スタメン野手を3人変更。打順も5番・頓宮以外の8人がシャッフルされた。その組み替えた打線が機能。3回は今シリーズ初スタメンの9番・廣岡がチーム初安打となる左前打を放ったあと、二死二塁でこちらも初スタメンの2番・西野が、右中間を深々と破る適時三塁打を放ち先制した。

 4回は二死から一、二塁の好機を作り、8番・野口の中前適時打で2点目。さらに、続く廣岡、1番・中川圭も2者連続で左前適時打を放ち、4-0とリードを広げ古巣相手の先発となった阪神・西勇をこの回途中でノックアウトした。

 7回は二死満塁で登場した代打・ゴンザレスが、左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ちダメ押しの3点を追加。第1戦で計2安打と沈黙した打線が、この日は計12安打8得点と見事に息を吹き返した。

 ヤクルト、巨人を経て、今年5月のトレードでオリックスに加入した廣岡は、スタメン抜擢に応える4打数2安打、1打点1得点の活躍。中嶋監督は試合後「下位打線がよく頑張ったと思います」と廣岡らの活躍を称えた。

 投げては第2戦先発を託された宮城が、6回4安打無失点の好投。緩急自在の投球で前夜13安打8得点の阪神打線を封じ込めた。7回以降は宇田川、山﨑颯、小木田が1イニングずつ無失点。大勝を完封リレーで締め、対戦成績を1勝1敗の五分に戻し、舞台を敵地・甲子園に移す第3戦を迎えることになった。

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