【ドラフト】楽天7位の日本ウェルネス宮城の大内誠弥投手…憧れの投手は岸孝之

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2023.10.27(金) 03:00

楽天7位指名を受け、チームメイトの笹村航太から花束をもらう日本ウェルネス宮城・大内

◆2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(26日)

 プロ野球ドラフト会議が26日、都内で行われ、日本ウェルネス宮城の大内誠弥投手(3年)は、ファンでもある楽天から7位で指名を受けた。 

 野球を始めたころからずっと好きだったチームに指名された。順位は関係ない。大内は満面の笑みで会見に臨んだ。「いつもスタンドから見ていた選手と同じユニホームを着てプレーできる。先輩を見習って頑張りたいです」。選択終了の球団が続き「無理なんじゃないかな…」と思っていた時、吉報が届いた。

 生まれも育ちも東松島市。5歳の誕生日を迎えた2日後に東日本大震災が起こり、近くの中学校へ避難した。「窓から校庭を見ると(津波の影響で)車が洗濯機の中にいるみたいにグルグル回っていた」。7歳になった13年、初の日本一に輝いた楽天の姿に励まされた。「自分もそういう立場になりたい」とプロ野球選手を夢見た。

 入学当初の最速は120キロ台だったが、高2の秋に転機が訪れた。佐々木朗希(ロッテ)のように足を高く上げるフォームに改造し、MAX144キロまで成長。191センチの長身から角度のある直球を武器に、20年創部の日本ウェルネス宮城から初のドラフト指名を勝ち取った。

 憧れて続けている投手は岸で、動画を参考にカーブを習得し「深く聞いてみたいです」と目を輝かせた。「まだ(77キロと)体も細いので強くしたい。真っすぐの威力や変化球の精度も上げていきたい」。サッカー日本代表の三笘薫に似たイケメンは、貪欲に成長を続けていく。

(岩崎 敦)

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