【ドラフト】松井稼頭央監督が初くじで大仕事 西武が3球団競合制して最速153キロ左腕・武内夏暉獲得

スポーツ報知

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2023.10.26(木) 17:24

国学院大・武内夏暉を抽選で引き当て、ガッツポーズする西武・松井稼頭央監督(中)(カメラ・竜田 卓)

◆2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(26日)

 西武が、事前公表が実って、国学院大の最速153キロ左腕・武内夏暉投手(22)の交渉権を獲得した。ヤクルト、ソフトバンクと3球団の競合となったが、初めてくじ引きの大役を担った松井稼頭央監督(48)が引き当てた。

 武内は制球力に優れた即戦力のサウスポー。県立校・八幡南時代は中央球界で無名だったが、国学院大での鍛錬の結果、アマ球界屈指の左腕に成長した。東都大学野球で2年春から登板。3年秋に4勝を挙げて優勝に貢献し、最高殊勲選手に選ばれた。今秋は防御率0・97をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得。ドラフトの目玉に成長を遂げた。

 何度も球場で直接視察した渡辺GMは球団を通じ「数多くいる有力候補の中で今年は武内君が最も実力があると評価しました」とコメント。ソフトバンクも前日25日に指名を公表したが、24日にいち早く指名を公表し、熱意を示していた。

 今季、西武先発陣の防御率はリーグ2位の3・00。高橋、今井、平良の右腕3投手が2ケタ勝利を挙げた一方、左腕は隅田の9勝が最高でローテーションを守ったのも隅田一人だった。同GMは「左の先発をもう少し厚くしたいと考えている中で即戦力の投手として合致していますし、強い直球と変化球が多彩でどの球でも決め球に使える制球力の高さが魅力です」と評価していた。

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