【ドラフト】日本ハムは外れ外れ1位で最速158キロ左腕・細野晴希の交渉権獲得…新庄監督はくじ途中交代

スポーツ報知

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2023.10.26(木) 17:49

3度目の抽選で東洋大・細野晴希のクジを引き当ててガッツポーズの日本ハムの稲葉篤紀GM(奥は吉井理人監督)(カメラ・竜田 卓)

 日本ハムが、ドラフト1位で最速158キロ左腕の東洋大・細野晴希投手の交渉権を獲得した。中大・西舘勇陽投手、大阪桐蔭・前田悠伍投手を指名したが、いずれもくじを外し、外れ外れ1位で細野を指名した。

 細野は東京都出身で東海大菅生中では軟式野球部に所属。東亜学園高から東洋大に進学した。剛速球左腕で、ボールが“暴れる”弱点はあるが、エンジンの大きさは今ドラフトナンバーワンとされ、将来的にはエースになり得る逸材だ。今夏に大学日本代表に選出された際には、高校日本代表戦で自己最速を3キロ更新する158キロをマーク。国内の日本人左腕では3軍戦で160キロを計測した古谷優人(元ソフトバンク)に次ぎ、西武時代の菊池雄星(現ブルージェイズ)、川原弘之(元ソフトバンク)に並ぶ球速だった。

 新庄監督が就任してから2年連続最下位に沈んだ日本ハム。前日25日に取材に応じた新庄監督は「今回は内緒ということで」と、指名選手を公表せず「生まれ持った僕の強運の右手がどう引くか」と、抽選となった場合の大役にも意欲を示し、「美輪(明宏)さんと、江原(啓之)さんが俺の右手から金粉が18メートル出てる」と自信をのぞかせていたが、西舘のくじは封筒を開かずに巨人・阿部監督のガッツポーズを見て落胆。前田の抽選からは参加しない異例の“途中交代”となった。

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