由伸5失点もオリ逆転勝ち 紅林「いつも助けてもらってるぶん助けないと」

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2023.10.18(水) 22:07

6回裏に逆転適時打を放つオリックス・紅林 (C)Kyodo News

CSファイナルステージ第1戦
○ オリックス 8 - 5 ロッテ ●
<10月18日・京セラD大阪>

「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファイナルステージが開幕。初戦を逆転で制したオリックスは、優勝アドバンテージを含め今ステージの対戦成績を2勝0敗とした。

 先発の山本は、立ち上がりに5安打を集中され初回だけで3失点。6回と7回にも1点ずつを失い、1試合5失点は今季自身ワーストとなった。

 それでも、この日は攻撃陣がエースを力強く援護。3点を追う4回は8番・紅林が2点適時二塁打を右中間へ運び1点差に迫ると、続く宗のラッキーな左前適時打で3-3の同点に追いついた。再び1点を追う6回は、5番・杉本が適時二塁打を右中間へ弾き返し同点。なおも一死一、三塁で、再び紅林が右前適時打を放ち、この試合初めてリードを奪った。その後も1番・中川圭の左前適時打などで2点を追加。8回は9番・若月が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ちロッテを突き放した。

 攻撃陣は8回までに8点を奪い、山本は7回10安打5失点ながらCS通算3戦3勝。オリックスは逆転勝利でCS初戦をモノにし3年連続の日本シリーズ進出に大きく前進した。

 試合後のお立ち台には紅林、宗、杉本、若月の4選手が上がり、「珍しく由伸さんがああいう感じだったんで、いつも助けてもらってるぶん、僕ら野手が助けないといけないと思い打席に入りました」と紅林。宗も「珍しく由伸がああいう感じだったんで…」と被せると、場内は笑いに包まれた。

 6回に無死一塁で同点の適時二塁打を放った杉本は「セデーニョがナイスランでした」と助っ人の激走生還に感謝。最後は若月が「3点ビハインドを跳ね返すことができた。明日からも気を引き締めて頑張りたい」と締め、4選手に大きな拍手が送られた。

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