【ソフトバンク】藤本博史監督が今季限り退任 CS敗退で続投可能性消滅 後任は小久保裕紀2軍監督最有力
スポーツ報知
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2023.10.16(月) 23:12
◆2023 パーソルクライマックスシリーズ パ・ファーストステージ ロッテ4X―3ソフトバンク(16日・ZOZOマリン)
ソフトバンク・藤本博史監督(59)が任期満了のため今季限りで退任することが16日、分かった。2年契約最終年の今季は3位で2年連続のCS進出。ポストシーズンで勝ち進めば続投の可能性もあったが、第1Sで敗退した。この日の試合後は「相手の10回の攻撃がすごかったね」と素直に認め、自身の去就については「知りません。聞いてません」と明言を避けた。
昨季はマジック1から連敗し、リーグ最終戦で優勝を逃した。オフに総額75億円をかけて近藤、有原、オスナら巨大補強を敢行。今季は王球団会長から“独走V指令”を受けたが、7月には球団54年ぶりとなる12連敗を喫し、早々に優勝争いから脱落していた。
後任の新監督には、小久保裕紀2軍監督(52)の内部昇格が最有力だ。現役時代はソフトバンク、巨人で通算2041安打、413本塁打。引退して以降は17年のWBCで日本代表監督を務めた後、21年にヘッドコーチとしてソフトバンク復帰。22年からは2軍監督となり、今季はファーム日本一に輝いた。
この日、取材に応じた後藤球団社長は「来季はシーズンを通して、いい仕事をみんなでできるように。フロントとしても、そういうチーム作りをやっていきたい」と説明した。チームの過渡期とも言える中、新監督には世代交代を図るとともに、“常勝軍団”の再建という難しい任務が求められる。球団は後任人事を早急に進め、来季に向けた万全の体制を整えていく。
◆小久保 裕紀(こくぼ・ひろき)1971年10月8日、和歌山市生まれ。52歳。星林(和歌山)から青学大を経て93年ドラフト2位(逆指名)でダイエー(現ソフトバンク)入団。95年に本塁打王、97年に打点王。03年オフに巨人へトレード移籍し、FA移籍で07年に復帰。12年限りで現役引退。通算2057試合で打率2割7分3厘、413本塁打、1304打点。青学大時代の92年にバルセロナ五輪で銅メダル、13~17年に侍ジャパン監督。181センチ、86キロ。右投右打。
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