ロッテに逆王手の鷹、“初戦先発は有原・和田のコンデション優先だった…?” 田尾氏が短期決戦の選手運用を解説

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2023.10.16(月) 07:04

ソフトバンク・藤本博史監督 (C) Kyodo News

◆ 「調子がいいから使ったとは思いますけど…」

 ソフトバンクは15日、敵地でのクライマックスシリーズ第2戦に3-1で勝利。先発の有原航平が6回1失点と好投すると、打線も柳田悠岐、近藤健介、中村晃がいずれも適時打を放ち、投打がかみ合い快勝を収めた。

 敗退の危機から一転ファイナル進出へ逆王手をかけたソフトバンクだったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では両軍1勝1敗で迎えた勝負の第3戦について話題に。

 小島和哉と和田毅のマッチアップが予告されているが、これについて出演した斎藤雅樹氏は「やっぱり先発が大事だと思いますね。ロースコアの試合が普通だと思うので、1点1点をどうやってもぎ取っていくかになるか」と投手戦を予想し、1点を争う展開になると見立てを語った。

 またソフトバンクは第2戦に初戦の大敗をひきずらず戦績を五分に持ち込んだ形となったものの、これについて出演した田尾安志氏は「これ僕はね、悪いけど負け覚悟っていう気持ちもあったかもしれない」と初戦のカーター・スチュワート・ジュニア起用の意図を推測。

 これには思わず番組MCを務めた岩本勉氏も「2試合先勝のシリーズでそこまでゆとり考えられますかね…?」と疑問を呈したものの、田尾氏は続けて「調子が良いから使ったと思いますけど、今までの実績を考えるともうちょっと違うピッチャーもいたんじゃないかな」と語り、続けて「その裏にはやはり今日の有原、明日の和田、彼らにきっちり間隔をあけて投げてもらおうという意図もあったんじゃないかな」と分析した。

 今季スチュワートは3勝(6敗)に防御率3.38の数字を残していたものの、ロッテ戦では2試合登板で2敗に防御率7.20と対打ち込まれていただけに、田尾氏は目の前の一戦よりも実績のある投手の調整を優先したと推測したのかもしれない。

 岩本氏は最後に「先手、先手が重要になって来るので明日も初回からロックオンですね」と勝負の最終戦の見どころを語って締めくくった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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