【ロッテ】37歳11か月・荻野貴司がポストシーズン最年長先頭弾 佐々木朗希先発試合は絶好調

スポーツ報知

  • ニュース

2023.10.15(日) 05:20

1回無死、左越えに先頭打者本塁打を放った荻野貴司(カメラ・池内 雅彦)

◆2023 パーソルクライマックスシリーズ パ・ファーストステージ  ロッテ8―2ソフトバンク(14日・ZOZOマリン)

 「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」の第1ステージ(S)が開幕し、2位のロッテが3位のソフトバンクに8―2で勝利。最終S進出に王手をかけた。1番・荻野が初回先頭弾ですぐさま援護するなど、効果的に得点を重ね朗希の後を受けた計5投手も2失点でしのいだ。

 * * * *

 外寄り高めの150キロを、荻野は豪快に引っ張った。初回先頭、ソフトバンク先発・スチュワートから、左翼ポール際に先制ソロ。17年の楽天・茂木以来6年ぶりとなる、プレーオフ、CSを通じて史上13本目の初回先頭打者本塁打に「試合前、監督からハッスルでいってくれと言われたので、それが実行できてよかったです」と胸を張った。

 朗希が投げると荻野が打つ。21年に10発中4発、22年も5発中2発、シーズン本塁打の4割が“朗希デー”に飛び出している。今季は故障もあってシーズン1本塁打。それでもCS初戦での一発に「さすがに今シーズンの成績やったんで、そんなに自信はなかったですけど、こういう結果になってよかった」と笑った。

 快勝で最終S進出に王手をかけたが「できることをやるしかない。シーズン通りに」と引き締めた37歳。頼れるベテランが、チームを次のステージへと導いていく。(山口 泰史)

 ◆記録メモ 荻野(ロ)が初回先頭打者本塁打。プレーオフ(PO)、CSでの初回先頭打者本塁打は、17年最終S〈1〉戦の茂木(楽)以来、11人目13度目(パ9人目11度目)。初回裏に打ったのは5本目だ。球団では16年第1Sで〈1〉〈2〉戦で2試合連続の清田育宏以来2人目(3度目)になる。荻野は37歳11か月。08年李炳圭(中)の33歳11か月を抜いてPO、CSの最年長初回先頭弾。日本シリーズを含めても、99年〈2〉戦の秋山幸二の37歳6か月を抜いてポストシーズンの最年長初回先頭打者本塁打だ。

関連ニュース

【ロッテ】CSファイナルへ王手!3回完全投球の佐々木朗希「結果は監督のせいにして自分のベストを尽くそうと」
【ロッテ】CS最終Sに王手 27日ぶり登板の佐々木朗希が3回パーフェクトと快勝呼ぶ快投
【ロッテ】安田尚憲がバント空振りからの右中間適時二塁打 吉井理人監督がゴメンのポーズ
【ロッテ】佐々木朗希は3回パーフェクトで降板 最速162キロで4奪三振「気持ちがたかぶりました」
【ロッテ】荻野貴司が初回先頭打者弾 ポランコも特大弾で続き2点を先制

記事提供:

スポーツ報知