【オリックス】山崎福也が11勝目!9年目でキャリアハイの成績に中嶋聡監督「まだまだいける」

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2023.10.8(日) 05:00

セーブを挙げた山岡泰輔(右手前)を迎える11勝目の山崎福也(中)と2本塁打の杉本裕太郎(カメラ・今西 淳)

◆パ・リーグ ロッテ1―4オリックス(7日・ZOZOマリン)

 オリックス・山崎福が背番号と同じ11勝目を挙げ、レギュラーシーズンを締めた。初回、同点に追いつかれてなお1死一、二塁を併殺でしのいで持ち直し、6回1失点。防御率3・25、投球回130回1/3とともに9年目でキャリアハイの成績を収めた。

 足踏みせず、山崎福が勝ち星を積み上げた。「きょうはないですね。まあ、いいんじゃないですか…」と奪三振0だったことも気にしない。初の10勝をクリアした9月27日のソフトバンク戦(京セラD)から中9日。後輩の宮城をかわし、終わってみればエース・山本(16勝)に次ぐ勝利数だ。

 前日は1―12で大敗。10勝中9勝を引き出してくれた若月はベンチ外だった。コンビを組んだ森とは2月のキャンプで初めて会話をした。「サチさんは真っすぐがいいので、もっと行ってもいいんじゃないですか」。西武で対戦してきた印象をそのままに伝え、技巧派左腕に新たなスタイルを勧めてくれたくれた一人。この日の1勝もまた格別だった。

 今季は中5日、時に中3日までこなした肩、肘に胃袋も元気。回転ずしは「本気を出せば」30皿超えも可能だ。「それで満足しているようじゃ(成長が)止まってしまう。まだまだ行ける」と中嶋聡監督にもハードルを上げられた元祖秘蔵っ子。ポストシーズンでも上昇する。(長田 亨)

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