オリックスは大阪・舞洲の球団施設で育成を含む５選手に来季戦力外を通告をした。石岡諒太内野手は中日からトレード移籍２年目の今季、１軍出場なし。９月１８日に結婚を発表したばかりだった。野球に取り組む姿勢に加え、誠実な人柄でも知られる３１歳。「ファンの方もすごく温かく迎えてくれて、すごくいい球団だなと感じた。今年一年、ずっと（夫人に）支えてもらったので、まだまだ（プレーを）見せたいというのはあります」と現役続行を希望した。

　現役ドラフトで昨オフ、ヤクルトから加入した渡辺大樹外野手は「一日一日、気持ちも現役ドラフトの性質上、一年一年になるかもしれないというのは分かっていた。チームに申し訳なかったと思います」と心境を明かした。渡辺と同様に３年目の佐野如一外野手も現時点で今後については未定。「３年連続優勝や日本一とか、いい３年間を過ごさせてもらいました。チームメートと野球ができたのも自分の宝物。すごくいい思い出になりました」と感謝の言葉を口にした。

　育成の中川颯投手は立大から２０年ドラフト４位で入団し、昨年オフに育成選手として再契約していた。球界でも希少なアンダースロー。「自分の中ではすごく悔しくて、つらい３年間だった。これからの人生においては、すごくいい経験になったと思います」と、他球団での現役続行を希望した。また、ＢＣ・群馬から昨年の育成ドラフト１位で入団した西浜勇星投手が１年で退団。現役続行を希望している。

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