【楽天】荘司康誠で2位タイ浮上!球団新人3人目5連勝「負けられない試合で負けなかったのは良かった」
スポーツ報知
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2023.10.2(月) 05:45
◆パ・リーグ オリックス2―8楽天(1日・京セラドーム大阪)
左翼席を埋めた楽天ファンの声援にドラフト1位・荘司康誠投手(22)は試合後、何度も手を振って応えた。すでに優勝を決めたオリックス打線を相手に、5回で9安打を許すも2失点で切り抜け5勝目。チームは4月5日以来の貯金1で、同6日以来となる2位タイに浮上した。石井監督は「ウチの暴れ馬(荘司)を太田がよく乗りこなしてくれた」と捕手をほめ「皆がしっかり集中して一戦一戦、戦えていることがいい結果につながっている」とうなずいた。
ドラ1右腕がシーズン終盤で孝行息子となっている。楽天の新人で5連勝は13年の則本、21年の早川に続き3人目。「負けられない試合で、負けなかったのは良かったです」とお立ち台で大粒の汗をぬぐった。
2回までに5点の援護をもらい、余裕はあった。3連敗で始まったルーキーイヤーだが、6月15日の広島戦(マツダ)からは13試合連続で5回以上投げて負けなし。序盤と比較して「やれることなどは良くなってきている」と試合の流れも読めてきた。4点差で迎えた5回1死一、三塁のピンチでは西野に対しカットボールを外角低めに決めて、狙い通りの遊ゴロ併殺打。要所では制球を間違えず、試合をつくった。右腕の粘投もあり、CS最終ステージで戦う可能性のあるオリックスとのレギュラーシーズンを3連勝で締めた。
監督通算200勝に「(日米通算197勝の)田中(将大)よりも先に。(監督を)3年やっていればいかないですか?」と、クールだったが、荘司からウィニングボールを差し出されると「ありがとう」と笑顔で受け取った。残り5試合でソフトバンクとは2日からの2連戦など3試合。勢いに乗ったまま、最後まで駆け抜けそうな気配が今の楽天にはある。(阿見 俊輔)
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