楽天、4月7日以来の勝率5割復帰 ミスに乗じ天敵攻略、岸は自身4連勝で9勝目
ベースボールキング
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2023.9.30(土) 21:41
楽天・岸孝之 (C)Kyodo News
● オリックス 4 - 5 楽天 ○<24回戦・京セラD大阪>
楽天は4月7日以来の勝率5割。最大13あった借金を完済し、CS進出へ3位の座をキープした。
ミスにつけ込み“天敵”から得点を重ねた。楽天打線は2021年から10連敗中のオリックス先発・田嶋に対し初回、1番・小深田が右翼フェンス直撃の三塁打でチャンスメイクすると、3番・島内の中犠飛で先制。3回も一死から小深田が失策出塁と二盗で好機を演出し、島内の中前適時打で2点目を奪った。
4回は2四球などで一死一、二塁とし、8番・小郷の二ゴロが二塁手・宜保のダブルエラーを誘い3点目。さらに、小深田の適時内野安打で4点目を加えた。1点差に詰め寄られた9回は4番・浅村の中前適時打で5点目。この一打が結果的に効いた。
先発の岸は初回から毎回走者を背負うものの、要所を締めゼロ行進。負けられない試合で6回111球、8安打無失点と踏ん張り、リリーフ陣にバトンを渡した。
7回に2番手の安樂が捕まり1点差に迫られたものの、8回は4番手・渡辺翔がピンチで踏ん張り無失点。2点リードに変わった9回は守護神・松井裕がソロ本塁打を浴びたが、リードを死守しリーグトップを更新する38セーブ目(2勝3敗)をマークした。
勝利投手の岸は、9月8日のソフトバンク戦(PayPayドーム)から4戦4勝で9勝目(5敗)。試合後はヒーローインタビューに応じ「勝ててほっとしています」と話した。