江本孟紀氏「勝負球が全部甘かった」…ロッテ・種市篤暉、4回途中8失点KOで7敗目
ベースボールキング
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2023.9.29(金) 06:54
種市篤暉 [写真=北野正樹]
◆ 「気持ちが裏目に出てしまった」ロッテは28日、日本ハムとの試合(エスコンF)に2-9で敗戦。先発の種市篤暉が4回途中8失点と試合を作れず7敗目を喫した。
先発の種市は1点リードの初回、二死三塁で4番・マルティネスを三ゴロに打ち取るも三塁手・ブロッソーが失策。同点とされてしまうと、2回には先頭・松本剛の安打をきっかけに二死二塁とされ、9番・田宮裕涼に適時打を浴びて勝ち越しを許した。
3回には二死一塁から4番・マルティネスに適時二塁打を浴びると、4回も二死からの7連打などで8点目を失ったところで降板。この日は3回2/3を11安打8失点(自責7)と試合を作れず。自己ワーストタイとなる8失点で今季7敗目を喫した。
11安打8失点と大乱調だった種市について、28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は「少し力みもあったと思いますけど、勝負球が全部甘く抜けてきたり、肝心のストレートもシュート回転で真ん中に入ってくることが多かった。“俺が何とかしてやろう”という気持ちもあったと思いますけど、その気持ちが裏目に出てしまいましたね」とし、負けられない試合が続くなか、気持ちに空回りする部分があったのではと解説した。
また、同番組に出演した解説者の谷沢健一氏は「最近の種市は初球のストレートが高めに浮いてしまっていることが多いですね。簡単にストレートでストライクを取りに行くことが目立つので、その辺の“投球術”が課題だと思います」と言及。
今季は10勝を挙げて先発陣の勝ち頭だった種市が試合を作れず大敗を喫したロッテは、楽天がオリックスに勝利したため一日で4位再転落となった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』