【ロッテ】止められない7連敗 特例抹消9人目、打線レギュラー格5人欠いてパ・ワースト17度目完封負け
スポーツ報知
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2023.9.27(水) 05:45
◆パ・リーグ 日本ハム7―0ロッテ(26日・エスコンF)
負の連鎖が止まらない。発熱による離脱者が相次いでいる4位のロッテは最下位の日本ハムに大敗し、2018年以来5年ぶりの7連敗。この日も国吉佑樹投手(32)が発熱し、「特例2023」での離脱者は5日間で9人目となった。スタメンからレギュラー格5人を欠く危機的状況で、リーグワースト17度目の完封負け。3位の楽天に0・5ゲーム差に後退し、残り10試合でのクライマックスシリーズ(CS)進出が厳しい状況となってきた。
レギュラー5人を失った打線にとっては、1点さえ遠かった。散発4安打、10三振でリーグワースト今季17度目の完封負け。18年の8連敗以来、5年ぶりとなる7連敗を喫し、吉井監督は「みんな気持ちの面では(強い気持ちを)持ってくれているけど、技術が足りなかった」と肩を落とした。
好調だった藤岡や荻野、岡に加え、主軸を担っていた長距離砲の安田、山口とレギュラー格5人が特例2023で抹消され、スタメンから消えた。22日から発熱による離脱者が相次ぎ、この日はさらに国吉が抹消。元々決して層が厚くないチームにあって、5日間で計9人の離脱は致命的だった。6月は首位争いを演じていたが、9月は5勝15敗と急降下。2位から4位に転げ落ち、3位の楽天に0・5ゲーム差をつけられた。
投手力に頼らざるを得ない現状だが、13年目の美馬が試合を作れなかった。4回4失点KO。「流れを呼び込む投球をしたかった」とうつむき、指揮官も「変化球も真っすぐも高かった」と厳しい表情だった。エースの佐々木朗も予告先発されていた24日に特例抹消。投打とも台所事情は苦しい。
今季は発熱による離脱者続出という不運も重なっているが、夏場以降の失速は毎年のように繰り返されている。コロナ禍でシーズンがずれ込んだ20年は優勝争いしながら、終盤の10月に8勝17敗と失速した。21年も9月末まで首位をキープしたが、3連敗などで2位に転落。10月に9勝10敗と負け越し、最後は4連敗でシーズンを終えた。
本拠地は屋外のZOZO。蓄積疲労の影響も否定できず、8月に月間2割6分3厘だったチーム打率は、9月は2割1分1厘と一気に降下している。残りは10試合。「みんなで食らいついていくしかない」と指揮官が話すように、残りのメンバーでCS圏を目指すが、明るい材料は多くない。(小田原 実穂)
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