【オリックス】セデーニョが今季初一塁、T―岡田は2年ぶり左翼で先発 CSへテストもバッチリ7連勝

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2023.9.26(火) 05:00

8回2死、勝ち越し右越えソロ本塁打を放つ森友哉(カメラ・岩田 大補)

◆パ・リーグ オリックス4―3西武(25日・京セラドーム大阪)

 森が同点の8回に2試合連続の決勝弾となる18号ソロを放ち、オリックスが連勝を今季2度目の7に伸ばした。オリックスとしては95年の最多に並ぶシーズン82勝目を挙げ、貯金も同年以来の35。残り10試合で阪急時代を含めた最多の88勝(56年)、前後期制を除いた最多貯金41(71年)に挑む。

 ただ勝つだけじゃなく、テストもできた。中嶋監督が思いを巡らせた。「いろんなことを考えなきゃいけないですよね。いろいろですよ…」。この日は頓宮不在を想定した。左足甲を疲労骨折し、復帰まで8週間と診断された正一塁手。「(頓宮が)守れずにDHとなった時に、どうやって守っていくか」と10月18日から始まるCS最終ステージを見据えた。「最初だし少しナーバスになったけど、だんだん良くなっていくと思うよ」と今季初めて一塁で起用されたセデーニョも戦術理解に懸命。本格的な守備機会はなかったが、バリエーションを増やしたことは確かだ。

 中嶋監督は試合前、T―岡田にも歩み寄った。「きょうは、ちょっと出張…」と緊張をほぐすように優しく声をかけ、2年ぶりの左翼先発を決定。一塁が主だったベテラン砲は無難に一度の左飛を処理し「試合に出られるならどこでも。僕の場合はとにかく、打たないといけないので」と親心に応える気構えをみせた。

 「CS、日本シリーズに向けて、チームとしての課題を一つずつつぶしていきたい」と森。規定打席まで33打席とし「トン(頓宮)のことをビビらせたろかな…」と首位打者争いもモチベーションにした。一体感を武器に、まだまだ走る。(長田 亨)

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