【ソフトバンク】ロッテとの直接対決に勝利 同率ながら75日ぶり2位浮上 パ貯金はオリックスが独り占め

スポーツ報知

  • ニュース

2023.9.24(日) 22:00

1回1死満塁、今宮健太の適時内野安打で生還の柳田悠岐を迎える藤本博史監督(右)(カメラ・頓所美代子)

◆パ・リーグ ロッテ6―7ソフトバンク(24日・ZOZO)

 何とか逃げ切った。1点リードの9回。ZOZOでは角中に代打サヨナラ2ランを浴びた7月24日以来の登板となったオスナが悪夢を振り払う24セーブ目を挙げて白星をつかんだ。チームはロッテ戦4連勝で勝率5割復帰。直接対決を制し、同率ではあるものの75日ぶりに2位に浮上した。

 初回の猛攻が効いた。1番・周東が右前打で出塁すると、続く川瀬の初球でリーグトップ33個目の盗塁成功。犠打で1死三塁となり、柳田の左前適時打で先制した。この間、わずか7球。「佑京(周東)が三塁走者だったので、とにかく前に飛ばすことだけを考えました」と柳田は後輩をたたえた。なおも1死満塁から今宮が適時内野安打、三森も中前に2点適時打。さらに甲斐の三塁内野安打にブロッソーの一塁悪送球が絡み、もう1点。いきなり打者一巡、初回5得点は今季最多だった。

 決死の継投だった。今季ZOZOでは14イニング連続無失点だった石川が4回途中4失点KO。6回には大津が内野ゴロの間に1点を奪われ、7回には藤井がブロッソーに適時二塁打を食らい、5―0から1点差まで迫られた。8回は6番手・松本裕が2死満塁とされたが、代打・安田を空振り三振に仕留めた。

 4位・楽天を合わせて3チームが1ゲーム差にひしめく大混戦のCS争い。すでにリーグ3連覇を決めたオリックスがパの貯金を独占するという事態の中、ソフトバンクが2位確保を狙う。

関連ニュース

【ソフトバンク】石川柊太、得意のZOZOで4回途中4失点KO 伏兵・和田康士朗に2ラン献上
【ソフトバンク】有原航平7回2失点9勝目 ロッテ戦8連勝 直接対決制し2位に1差 
【ソフトバンク】有原航平、チーム最多2ケタ王手の9勝目 近藤健介決勝23号3ラン 2位ロッテと1差
【ソフトバンク】“KY砲”さく裂 柳田悠岐の同点打から近藤健介23号勝ち越し3ラン パ最多まで2本差
【ソフトバンク】捕手交代実らず仙台8連敗 19日ぶり借金で4位・楽天0・5差…13ゲーム差あったのに

記事提供:

スポーツ報知