【ロッテ】最多13あった貯金が2まで減少 得点力不足、CSへ正念場…担当記者が「見た」

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2023.9.22(金) 06:10

福岡ペイペイドームの公式戦が最終戦となり、スタンドのファンにあいさつして戻る吉井理人監督(左)(カメラ・豊田 秀一)

◆パ・リーグ ソフトバンク4―2ロッテ(21日・福岡ペイペイドーム)

 オリックスが独走で3連覇を決めたパ・リーグのCS争いがヒートアップしてきた。3位のソフトバンクは2位のロッテを下し、1ゲーム差に接近。先発の有原航平投手(31)が7回2失点の9勝目で、同カード8連勝とした。ロッテは最多で13あった貯金が2まで減少。失速の要因を担当の小田原実穂記者が「見た」。

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 ロッテが正念場を迎えた。初回にポランコの25号ソロで先制したが、直後に先発・種市が4失点。7回の同点機も生かせず、3位・ソフトバンクとの大事な直接対決を落とした。ゲーム差は1。2位の座だけでなく、4位・楽天とも2・5とCS権確保に向けても油断できない状況になった。

 吉井監督が「塁に出ても得点を取れないのが課題」と話すように、好機で決定打が出ない課題に直面している。リーグトップタイ25本塁打のポランコは16本がソロ。ソロを放った試合は2勝10敗と奇妙な傾向がある。主軸の前に走者をためられず、得点圏で他の打者も決めきれない―という悪循環の象徴とも言える。

 この日、吉井監督は「打てる人を上位に」と、ここまで4番のポランコを3番に上げるなど工夫したが、2得点止まり。完封負けもリーグワーストタイの16度。最多で13あった貯金も2まで減少した。佐々木朗、種市ら若手投手が奮闘してきたが、打線のつながりの悪さが露呈している終盤戦。得点力を欠いたままではCS出場も安泰ではない。(小田原 実穂)

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