◆パ・リーグ　オリックス６ー２ロッテ（２０日・京セラドーム大阪）

　優勝マジックを２としていたオリックスが２位・ロッテを下し、３年連続１５度目（阪急時代含む）のパ・リーグ優勝を決めた。２点を追う７回２死から一挙６得点で球団としては初の京セラＤで胴上げとなった。

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　山本は勝者の輪に加わり、両手を何度も突き上げた。「めちゃくちゃうれしいです！」。１４勝（６敗）、防御率１．３２、１４８奪三振はリーグトップ。偉大なＯＢの山田久志（７６～７８年）、イチロー（９４～９６年）に続くプロ野球史上３人目の３年連続ＭＶＰも決定的だ。

　プロ７年目は侍ジャパンの一員として３月のＷＢＣ世界一。チームでは今月９日のロッテ戦（ＺＯＺＯ）で２リーグ制後初の２年連続ノーヒットノーランも達成した。今季は伝説の沢村栄治（巨人）を理想とした左足をすり足気味に踏み出すフォームに改良。圧巻の成績ながら「まだまだ」と成長過程を強調するから恐ろしい。

　今オフはポスティングシステムによるメジャー挑戦が濃厚。米大リーグ・スカウトの登板視察は日常だ。「この勢いに乗ってＣＳ、日本シリーズと勝ち上がっていきたい」。エースとして、最後の大仕事が残っている。

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