【オリックス】パ・リーグ3連覇 前身・阪急時代以来45年ぶり快挙 本拠地で2位ロッテに逆転勝ち
スポーツ報知
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2023.9.20(水) 21:01
◆パ・リーグ オリックス6―2ロッテ(20日・京セラドーム大阪)
優勝マジックを2としていたオリックスが、2位・ロッテとの直接対決を制し、3年連続15度目(阪急時代を含む)のリーグ優勝を成し遂げた。3連覇は球団では前身・阪急時代の1975~78年以来45年ぶり。パ・リーグでは90~94年の西武以来で21世紀初の快挙となった。
この日、オリックスは左腕・山崎福、ロッテはサイド右腕・カスティーヨが先発した。
試合が動いたのは3回。ロッテは無死一、三塁で3番の指名打者・ブロッソーの二ゴロの間に、三塁走者・荻野が生還。1点を先制した。
さらに5回、2死二塁でまたもブロッソーが、左前適時打で2―0とリードを広げた。次打者の4番・山口にストレートの四球を与えると、山崎福は降板し、小木田が登板した。
オリックスは2点を追う7回、2死二塁で選手会長の杉本が、ロッテの3番手・横山から中前適時打。1点を返した。その後2死一、二塁で8番・紅林が右前へ同点適時打。ロッテ・吉井監督がリクエストも判定は覆らなかった。さらに2死一、二塁で、この日が24歳誕生日の9番・野口が右前へ勝ち越し適時打。一気に逆転すると、もう止まらない。横山をKOすると、4番手右腕・岩下から1番・中川圭が右中間を破る2点適時三塁打で5―2。2番・西野も右前へ運び、4者連続タイムリー。この4連打を含め、この回6安打で6―2とした。
8回は3番手・宇田川、9回は4番手・山崎颯が無失点でピシャリ。本拠地でリーグ優勝を決めた。
今季は圧倒的な強さを見せつけた。3、4月から月間全てで勝ち越しを収め、同一カード3連敗なし。エース山本を筆頭に宮城、山崎福に3年目・山下が台頭するなど強力先発陣がフル回転した。打線は吉田正の抜けた穴をFA加入の森と飛躍を遂げた頓宮らがカバー。中嶋監督も130試合で123通りのオーダーを組み、試合巧者ぶりを発揮した。過去2年は優勝マジックをともさずにゴールテープを切ったが、今年は8月26日に中嶋政権初のマジックナンバー点灯。最後まで足踏みすることなく、駆け抜けた。
チームは10月18日から本拠地でクライマックスシリーズ(CS)最終ステージ(オリックスにアドバンテージ1勝)に臨み、挑戦者を迎え撃つ。連続日本一へ、全員野球で突き進む。
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