楽天、悪夢の“5イニング連続併殺”…五十嵐亮太氏「打球を上げたいという意識が強くなり過ぎた」

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2023.9.19(火) 07:34

楽天・石井一久監督

◆ 10年連続のV逸が決定

 楽天は18日、敵地でのオリックス戦に3-6で敗戦。クライマックスシリーズ進出へ負けられない戦いが続くなか、まさかの5イニング連続併殺を喫するなど打線が繋がらず、借金は再び4となった。

 打線は初回、先頭の小深田大翔が内野安打で出塁するも、続く小郷裕哉が投ゴロで二塁封殺。3番・島内宏明は三振ゲッツーとなり、結果的に3人で攻撃が終了する。すると2回以降も4イニング連続で先頭打者が出塁しながら、なんと4イニング連続で併殺打が飛び出す拙攻。初回から悪夢の5イニング連続併殺を記録してしまった。

 その中でも4回は併殺後の二死三塁から3連続適時打で3点を挙げるも、6回以降は無安打と打線が沈黙。首位・オリックスを相手に2連敗を喫した。


 繋がりを欠いた楽天打線について、18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の五十嵐亮太氏は「3イニング連続で併殺が続いたあたりから打者にプレッシャーがかかってきて、打球をなんとか上げたいという意識が強くなり過ぎたのが、逆にゴロになってしまったのかなと思います」とコメント。

 また、同じく番組に出演した解説者の谷沢健一氏は「私はゴロになってしまう原因が分かるんですよ」と切り出し、「引っ張るのか、流すのか、センターに打ち返すのか。打者は選択肢が3つあるなかで、打席のなかで迷ってしまうんですよ。その迷いが生じた時点でゴロになってしまう確率が上がってしまうので、その迷いの連鎖がこの試合で起こってしまいましたね」と“意識”と“迷い”が負の連鎖につながったと解説した。


 楽天はこの試合の敗戦により、残り16試合を全勝してもオリックスの最終勝率を上回る可能性がなくなったため、10年連続のV逸が決定。

 なんとしても逆転でのCS進出を掴み取るために、負けられない戦いが続いていく。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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