オリックス・曽谷龍平（右）

◆ 初回から4イニング連続で先頭打者の出塁許す

　オリックスのドラフト1位・曽谷龍平投手（白鴎大＝22）が18日、本拠地・京セラドーム大阪での楽天戦に先発登板。味方打線の援護を受けたが4回途中8安打3失点でノックアウトをされ、プロ初勝利をまたしてもお預けとなった。

　プロ入り5度目の先発マウンドに上がった左腕。初回は1番・小深田に三塁内野安打を許すも、3番・島内を三振併殺に仕留めるなど無失点スタートを切った。1点の援護を受けた2回は無死一、二塁としたが、6番・阿部を遊ゴロ併殺に仕留めるなど無失点。3点リードになった3回も無死一塁で9番・安田を二ゴロ併殺に仕留めゼロを刻んだ。

　5点リードに変わった4回も無死一、二塁で4番・浅村を遊ゴロに仕留め、毎イニング先頭打者の出塁を許しながら4イニング連続で併殺を奪取。しかし、二死三塁で5番・岡島に二塁への適時内野安打を許すと、続く阿部、7番・辰己にも連続適時打を浴び瞬く間に3失点となった。さらに、8番・村林には左前打を許し二死から4連続被安打。ここで中嶋監督がベンチを出て、2番手・山田をコールした。

　曽谷は細かな制球にも苦しみ、3回2/3で計72球、8安打3失点、1奪三振2四球の内容。援護を受けたものの5回を投げ切れず、本拠地でのプロ初勝利とはならなかった。