【日本ハム】万波中正、史上2人目先頭弾&サヨナラ弾のW自身初に「キモティーっす」

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2023.9.17(日) 05:30

6回2死一塁、適時二塁打を放つ万波中正(カメラ・中島 傑)

◆パ・リーグ 日本ハム3×―1ソフトバンク(16日・エスコンF)

 史上2人目の快挙を告げる豪快な放物線が、左翼席で弾んだ。日本ハム・万波中正外野手(23)が確信の一振りで試合を決めた。「鳥肌立ちながら1周してました」。初回に自身初の先頭打者本塁打を放ち、最後は高卒5年目で初のサヨナラ打にして、新球場初のサヨナラ弾。先頭&サヨナラアーチという史上2人目、パ・リーグ初の離れ業をやってのけ「最高です…。キモティーっす」と頭を抱えて余韻に浸った。

 万波に始まり、万波に終わった。幕開けは逆方向への一撃だった。初回先頭、今季打率5割で2発と好相性だった石川から右翼席へ15試合ぶりの21号ソロ。「1打席でもチャンスを」とタイトル争いに向け、7戦連続で1番に据えた新庄監督の思いに応えた。そして同点の9回1死一塁。オスナの初球、内角ツーシームを「ドンピシャ」と左翼2階席へ。直前、五十幡が負傷交代になりながら内野安打をもぎ取っていただけに「何とか応えたかった」と燃え、新庄監督は「これぞチームワーク」と何度も拍手した。

 高卒5年目。横浜高入学時に初めて同部屋になったのが1学年上のソフトバンク・増田だった。「プロなんて途方もなかった。でも増田さんがU18、ドラフトと先を行った。その時初めて僕の中で輪郭を帯びた。一番成長した時。高卒でプロに行くと決めた時です」。憧れの先輩にも成長した姿を見せた。

 これでリーグトップのポランコに2本差。「めちゃくちゃ意識してます。いい挑戦になっている」とキングへの道を心から楽しんでいる。新庄監督は「来年は35~40本見えてくるんじゃない?」と無限の可能性に期待した。残り15試合。「ホームラン王になりたい」という若き大砲が、シーズン最後まで北の大地を盛り上げる。(堀内 啓太)

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