【ロッテ】佐々木朗希の48日ぶり復帰登板は3回45球1失点 ヤンキースGMの前で最速161キロで2奪三振

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2023.9.10(日) 18:11

先発し3回を1失点だった佐々木朗希(カメラ・今西 淳)

◆パ・リーグ ロッテ―オリックス(10日・ZOZO)

 左脇腹の肉離れで戦列を離れていたロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦(ZOZO)でぶっつけ本番で先発復帰して、3回45球を投げて2安打1失点、2三振、1四球、1三振だった。吉井監督は8日に「5回も投げないと思う」と話しており、3回での降板は予定通りとみられる。

 故障した7月24日のソフトバンク戦(ZOZO)以来、48日ぶりの実戦登板。ネット裏からはヤンキースのキャッシュマンGMら多くのメジャー関係者が見守る中、初回1死から宗に157キロの直球を捉えられて、右越え二塁打を許した。2死三塁で森に160キロの直球を左前に運ばれて、先制点を許した。

 2回は先頭の杉本に四球も、後続を断って無失点。3回は3人で抑えて、ベンチに戻ると、吉井監督に声を掛けられて交代を告げられた。9日に球団を通して「ここまでしっかりと準備をすることができたと思っています。あした(10日)はいつも通り、自分のピッチングをしてチームに貢献できるように頑張りたいと思います」とコメントした佐々木朗。本格復帰に向けて、まずは上々の試運転となった。

 

 ◇今季の佐々木朗

 ▽3月4日 中日とのWBC壮行試合(バンテリンD)で3回無失点。初回に日本選手最速タイ165キロ。

 ▽同11日 WBC1次ラウンド第3戦チェコ戦(東京D)で3回2/3を2安打1失点、8K。東日本大震災から12年たった日に、世界デビューし、WBC日本人最年少で勝利投手に。

 ▽同21日(日本時間) WBC準決勝メキシコ戦(米マイアミ)で4回3失点。

 ▽4月6日 日本ハム戦(ZOZO)でシーズン初登板し、6回無失点、11K。今季初白星。最速164キロ。

 ▽7月19日 球宴第1戦(バンテリンD)で1回1安打無失点、2K。

 ▽同24日 ソフトバンク戦(ZOZO)で左脇腹を痛め、翌25日に「左内腹斜筋損傷」と診断。

 ▽8月27日 ロッテ浦和の2軍施設で約20球、負傷後2度目となる立ち投げを行い、ブルペン投球を再開。

 ▽同29日 捕手を座らせての投球も再開。

 ▽9月3日 ライブBPに登板し大下、小川を相手に投球。

 ▽同8日 医療機関で完治と診断される。ブルペンで約20球の投球。

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