チーム内で“三冠王争い”…ソフトバンクで激化する近藤vs柳田の打ち合いに解説陣も熱視線
ベースボールキング
- ニュース
2023.9.8(金) 07:34
ソフトバンク・柳田悠岐 (C) Kyodo News
◆ 坂口氏は「まとめて打てる」柳田に注目?ソフトバンクは7日、本拠地でのロッテ戦に7-3で勝利。2位との直接対決3連戦で勝ち越しに成功し、ロッテと2ゲーム差に迫った。
捲土重来を期すチームの中で、柳田悠岐と近藤健介の存在感が日増しに際立っている。この日は初回から3点を先制される展開となるも、その裏の攻撃で柳田が19号ソロを放って即座に反撃開始。1点リードの7回にも適時二塁打を放ち、貴重な追加点をもたらした。
また、柳田の後ろを打つ近藤健介も初回に安打を放つと、2打席目は四球で出塁。さらに第3打席でも安打を放ち、7回二死二塁の場面では敬遠で勝負を避けられるなど、全打席出塁の活躍でこちらもチームの攻撃をけん引した。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた野村弘樹氏は「火曜日は近藤が三冠王を狙えるんじゃないかという話もしていたんですが、今日は柳田がホームランを含む2安打。ギータも黙ってないぞという感じ」と3番・4番の躍動に熱い視線を送る。
同じく番組に出演した坂口智隆氏も「全部接戦になってきましたよね」と個人タイトル争いに目を移すと、「柳田選手はヒットももちろんですが、ホームランもまとめて打てる選手。これは面白いなと思いますね」と今後の行方を展望した。
一方で、田尾安志氏は「それよりも今はAクラスもまず確保したいはず。お互いに結果を残そうよ、となっているんじゃないかな」と語り、細かなタイトル争いよりもまずはチームの貢献を第一に考えているのではとコメント。
チーム状況も気になるなかで、両選手はいかにして各成績を伸ばしていくのか。リーグを賑わす鷹の中軸から目が離せない。
◆ パ・リーグ打撃成績
【打率】
1位 .312 頓宮裕真(オ)
2位 .307 柳田悠岐(ソ)
3位 .306 近藤健介(ソ)
4位 .280 中村 晃(ソ)
5位 .274 浅村栄斗(楽)
【本塁打】
1位 23本 浅村栄斗(楽)
1位 23本 ポランコ(ロ)
3位 21本 近藤健介(ソ)
4位 20本 万波中正(日)
5位 19本 柳田悠岐(ソ)
【打点】
1位 74点 近藤健介(ソ)
2位 72点 柳田悠岐(ソ)
3位 66点 浅村栄斗(楽)
3位 66点 ポランコ(ロ)
5位 62点 万波中正(日)
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』