【ロッテ】山口航輝「スイッチ入った」吉田輝星から11号 秋田で高校同学年 3年時夏の決勝で敗戦

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2023.8.30(水) 05:50

夏祭りナイターで快勝し、法被を着てポーズを決める(左から)藤岡、小島、山口、和田(カメラ・今西 淳)

◆パ・リーグ ロッテ6―0日本ハム(29日・ZOZOマリン)

 ライバルからの待ちに待った一発が、幕張の夜空に輝いた。4点リードの8回1死三塁。ロッテ・山口航輝が日本ハム・吉田輝星のカットボールを振り抜き左翼スタンドへと突き刺すダメ押しの11号2ラン。8月4日の楽天戦から17試合ぶりのアーチに「久しぶりすぎてまじで分からないです。でもホっとしました」と笑った。

 8回、マウンドに吉田が上がると「違うスイッチが入った」と目の色を変えた。2人は同学年。高校時代、甲子園を目指し切磋琢磨(せっさたくま)してきた。2年夏(17年)の秋田大会決勝では山口の明桜が吉田の金足農を撃破。だが3年夏(18年)の決勝では金足農が聖地へ。吉田らは準優勝まで駆け上がり、“金農旋風”で日本中を沸かせた。

 プロ入り後のここまでの対戦は3打数2安打だったが「負けてばっかり。1軍の舞台で絶対やり返したい」と対戦を待ち望んでいた。最近は本塁打が出ず、「夢でも野球をしてた。朝起きるのが怖かった」と精神的にも沈んでいたが、これでぐっすり眠れるはずだ。首位オリックスとは9・5差も「まだまだ上は目指せると思う」と山口。復活した大砲が、ペナントにもうひと波乱起こす。(小田原 実穂)

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