ロッテ・荻野が貴重な同点&V打 今季初の4安打「優勝に貢献できるように」

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2023.8.20(日) 20:07

ロッテ・荻野貴司 (C) Kyodo News

● 楽天 3 - 4 ロッテ ○
<19回戦・楽天モバイル>

 敵地での接戦を制したロッテは2カードぶりの勝ち越し。貯金は再び8となり、首位・オリックスとの7.5ゲーム差を保った。

 ロッテは初回、4番・ポランコ、5番・山口の連続適時打で2点を先制。しかし、4回まで無失点だった先発・小島が、5回に4本の安打を集中され2-3と逆転された。

 それでも1点を追う8回、8番・佐藤都の右翼線二塁打などで一死三塁の好機を作ると、1番・荻野が左前適時打を放ち同点。9回は相手守護神・松井裕に対し途中出場の和田が右中間への二塁打でチャンスメイクすると、再び一死三塁の好機でまたも荻野が、三遊間を破る左前適時打を放ち決勝点を奪った。

 同点の8回は2番手・西村が一死満塁のピンチを無失点で凌ぎ3勝目(0敗)、1点リードの9回をパーフェクトで締めた益田はリーグトップを更新する31セーブ目(2勝3敗)をマークした。

 試合後、ヒーローインタビューに応じた荻野は、決勝打について「先頭の和田がツーベースを打ってくれて、次がしっかり送ってくれた。還すことだけを考えて打席に入りました」とチームメイトのお膳立てに感謝。2本の適時打含む今季初の4安打については「試合前にみんなでミーティングをやって『勝利のために自分の仕事を思い切ってやろう』と話していた。その気持ちで結果が出た」とミーティング効果を明かした。

 チームは敵地での接戦を制し2カードぶりの勝ち越し。「苦しい試合が続くなかで、粘り強く勝てて本当によかった。チームは優勝に向かっていくだけ。そこにしっかり貢献できるように頑張っていきたい」と頼もしく語った。

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