「ギリギリになってもいいから…」ロッテ・藤原恭大に坂口智隆氏から“声掛け”のススメ

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2023.8.16(水) 06:44

ロッテ・藤原恭大 (C) Kyodo News

◆ 「これから上に仕掛けていこうとする中で…」

 ロッテは15日、敵地での日本ハム戦に5-6で敗戦。連勝が止まり、試合が無かった首位オリックスとのゲーム差は「6」に拡大した。

 難敵・加藤貴之との対戦を迎えたこの日は、初回に先制されるも即座に逆転に成功する幸先の良いスタートを切るも、その直後2回に連打で無死一・三塁のピンチを招くと、ここで加藤豪将が右中間に放った打球を右翼手の荻野貴司と中堅手の藤原恭大が捕球直前でお見合いをしてしまい、落球で同点に追いつかれてしまう事態に。

 その後4回にも二死一塁から再び加藤豪が遊撃の頭を超える安打を放つと、ここで打球処理に入った藤原がカットプレーで外野寄りに出てきた遊撃手へ送球する間に一気に二塁まで進塁を許してしまった。

 結局この回は無失点に凌いだものの、その後逆転を許すと小刻みに加点されて敗れたロッテだったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「この試合は、これから上に仕掛けていこうとする中で痛いミスが目立ったのかなという感じはします」と外野守備に言及。

 まず2回の落球について「両方足があるので追いつくんですけど、優先順位で言えばセンターがまず優先なので、ギリギリになってもいいから声掛けや合図を出してあげればまた違った事になると思う」と“声掛け”の重要性を強調した。

 続けて4回の二塁進塁を許したシーンについても、「ショートが入るポジションはチームによって違うんですけども、この当たりだと直接セカンドに繋いでもいいと思いますし、ショートがセカンド側に入っててもいいと思う」と語ると、同じく出演した笘篠賢治氏も「まあセンターが軽くカットマンに返そうとしてる動き、それをしっかり加藤豪選手が感じて隙を狙った走塁だった。そういう隙を見せないように守備側はやらなきゃいけない」とコメント。

 隙を見逃さなかった相手側の走塁意識の高さを称えつつも、内外野の連携や状況判断、並びにワンプレーにかける集中力に改善の余地があるとの見方を示した。

 守備に課題を残していると評される藤原だったが、それでもこの日5回に一時勝ち越しとなる3号ソロを放つなど2安打2打点の活躍を見せただけに、余計に解説陣からはミスが目立って見えたのかもしれない。

 今後のさらなる飛躍に向け、番組MCを務めた谷繁元信氏は最後に「このあいだのZOZOマリンでも何個か目測を誤ったりですね、守備でのミスというのがここ最近ちょっと出てるので、この辺を何とか減らして行って欲しいですね」と語り締めくくった。

 
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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