日本ハム・山田遥楓は久々スタメンで2安打&好捕も…悪送球に笘篠氏「持ち替えて投げても良かった」
ベースボールキング
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2023.8.10(木) 07:34
日本ハム・新庄監督 (C) Kyodo News
◆ 「熱さの中に冷静さを」日本ハムは9日、本拠地での西武戦に0-6で敗戦。連敗ストップへ打順を大きく変えて臨んだものの、相手先発・隅田知一郎の前に散発5安打無得点に封じ込まれてしまい、自力CS進出が消滅した。
0-0で迎えた5回の守備だった。二死一塁から蛭間拓哉がボテボテのゴロを放つと、この日二塁手でスタメン出場していた山田遥楓が前傾姿勢で捕球し素早く一塁へグラブトスを試みるもこれが一塁手の頭上を大きく超えてしまう悪送球となり、二死二・三塁にピンチが拡大してしまう。
なんとか踏ん張りたかった先発のジェームズ・マーベルだったが、続く源田壮亮、さらにマーク・ペイトンに連打で一挙3点を献上。大きなビハインドを背負ってしまった。
痛恨の失策を記録した山田について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した元内野手の笘篠賢治氏は「持ち替えてショートスローでもこれはいいタイミングになっていたと思います」と言及。
続けて「例えばグラブトスをするにしても、グラブのどこにボール収まっているか。“グラブトスしてもライナー性の真っすぐの送球ができるか”とか“中で転がしてしまうと浮いてしまう”とかあるんですよ。そこまで神経を配っとかないといけない」と詳しく語り、判断力に向上の余地があるとの見方を示した。
単純な失策ではなくプレーの選択ミスという見方が解説陣からは示された山田だったが、それでも2回には中堅に抜けそうな当たりを好捕し併殺を完成させたり打者としても2安打を放つなど攻守でチームに貢献したのもまた事実。
笘篠氏は最後に「身体能力も高いし、ガンガン明るいし素晴らしい選手なんですけど、その熱さの中に冷静さを持ち合わせながらやればもっともっといいプレーが増えるんじゃないかな」と若き元気印の今後の飛躍に期待を込めて締めくくった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』