【西武】与座海人が1年ぶり2度目の無四球完封で2勝目「気持ちいいですね。最高に」

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2023.8.2(水) 21:47

完封勝利し呉念庭(左)とタッチする与座海人(カメラ・岡野 将大)

◆パ・リーグ 西武2―0ソフトバンク(2日・ベルーナドーム)

 本拠地で初めて向かう9回のマウンド。「周りの歓声もすごいあって、引くことなく攻めていけたかなと思います」。蒼いユニホームに身をまとったファンの大声援に後押しされて、西武・与座は最後まで逃げることなく相手打線に向かっていった。3者凡退に仕留めて、昨年7月30日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)でプロ初完封を達成して以来となる2度目の完封勝利。ウォーターシャワーで祝福されると「気持ちいいですね。最高に。時間かかっちゃいましたけど、すごいよかったかなと思います」と頬を緩めた。

 左打者を6人並べてきた強力打線に少しもひるむことはなかった。持ち味である下手から高めへ浮く直球をあえて“封印”。「相手も頭の中にあったでしょうから、安売りせず大事なところだけで」。シンカー、チェンジアップといった変化球を低めに集め、27アウト中13アウトがゴロで打ち取った。5回まで完全投球。6回、右打者のリチャード、甲斐に打たれた安打もゴロで完璧に捉えられた当たりはほとんどなかった。遊撃手の源田が「緩急を使って打たせて取る与座の持ち味がすごく出ていて、いい高さにずっと投げていましたね」とうなったほど。2安打、無四球で二塁も踏ませず。104球で惜しくも“マダックス”(100球未満で完封)達成はならなかったが、自身最少球数での完封は完璧な内容だった。

 後半戦は高橋に次ぐ2人目の完封勝利。7試合中3試合でゼロ封勝ちと先発投手がしっかりと試合を作っている。「1人1人仕事するところをみんな意識していると思いますし、いい相乗効果になっていると思います」と与座。3位ソフトバンクへはまだ5・5ゲームも離れているが、反転攻勢へサブマリンがチームを浮上させる。

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