【日本ハム】万波中正が自己最長7戦連続安打…登場曲を「真夏の果実」に変更 サザン効果だ

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2023.7.31(月) 03:00

6回無死、中前打を放った日本ハム・万波(カメラ・橋口 真) 

◆パ・リーグ 日本ハム2―9オリックス(30日・エスコンフィールド)

 日本ハム・万波中正外野手(23)が30日のオリックス戦に4番・右翼で先発し、適時二塁打を含む2安打1打点で自己最長の7試合連続安打を記録した。28日からの3連戦は12打数8安打と爆発し、これで後半戦8試合の打率は4割5分2厘。最下位に沈む中で孤軍奮闘している。チームは首位相手に連敗し、2カードぶりに負け越した。

 右膝をつきながら強振した。1―4の3回2死二塁。万波はオリックス・東の外角カーブを捉えた。ドライブ回転がかかった打球は左翼手・杉本のグラブをはじき、連続試合安打を7に更新する適時二塁打となった。

 快音は止まらない。6回先頭では吉田のスライダーを中前へ運び、3日連続のマルチ安打。28日には5年目で初の4安打を記録するなど、首位との3連戦で打率6割6分7厘と固め打ち。「タイミングをしっかり取れているのが大きい要因」とこれまでより始動を早めに取る意識が好結果を生み「打撃の感じはかなりいい。もっと数字を伸ばしていきたい」とうなずいた。

 ブレない姿勢も、躍進を支えている。前半戦で本塁打、打点でキャリアハイを更新し、初出場の球宴ではMVPを獲得。「キャンプで結果が出て、何をすべきか確信が持てた。同じことをやることをすごく意識している」と今季は調子のよしあしにかかわらず、練習内容、試合までの過ごし方を一定に。調子の波は減り、安定感が増した。

 「夏の曲が使いたくて、最近どハマリしてる」と後半戦は登場曲をサザンオールスターズの「真夏の果実」に変更し、8試合で打率4割5分2厘と絶好調。一方、本塁打は18試合出ていないだけに、八木打撃コーチは「万波のスタイルなら本塁打も出ないとね」とあえて宿題も課した。新庄監督も背番号1継承者の有力候補として期待する23歳。若き大砲は「ホームラン、長打が最近さみしい。(打率と)両方高い数字にしたい。目指しているのはそこなので」と暗雲を切り裂く一発を切望した。

(堀内 啓太)

 〇…清宮は反撃の適時二塁打で7戦連続安打をマークした。0―4の3回2死三塁で東の外角153キロを逆方向へ。初回は自らの失策が絡んで4失点していただけに「守備で迷惑をかけていたので何とかしたかった。つなぐことだけを考えていた」と話した。

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