【ロッテ】佐々木朗希が左脇腹肉離れで今季絶望も…吉井監督「復帰まで2か月」 初めての箇所で無理させられない
スポーツ報知
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2023.7.26(水) 05:30
2位・ロッテが痛恨の事態に見舞われた。佐々木朗希投手(21)が25日、千葉県内の病院で「左内腹斜筋損傷」と診断されて出場選手登録を抹消された。全治2か月の見込みで、回復具合によっては今季絶望となる可能性も浮上した。
この日、佐々木朗は西武戦前の練習に姿を現さず。吉井監督は「復帰までは2か月かかるというお医者さんの話。昨日の90球目になったらしい。その後3球投げたけど、ベンチに戻ってきてその後だんだん痛みが増してきた」と説明した。
朗希は24日のソフトバンク戦(ZOZO)で、球宴から中4日で後半戦初先発。93球を投げ6回4安打1失点9奪三振の好投を見せたが、6回2死から栗原を打席に迎えた際、90球目の157キロ直球で患部に違和感を覚えたという。その後、栗原を左邪飛に仕留めた直球は150キロにとどまっていた。同戦での最速は160キロを1球計測したのみで、直球平均球速は155・8キロは今季“最遅”だった。
朗希は、21年のプロ初登板以降では同年9月24日には腰の張りで予告先発を当日で回避したが、10月7日に復帰。昨季7月と今季5月には右手中指のマメでそれぞれ1か月程度登板が空いた過去があるが、2か月以上の長期離脱となれば初となる。今季ここまで7勝。防御率1・48、勝率7割7分8厘、130奪三振と投手3部門でトップを走る右腕の離脱に「まずはけがを治さないと実技はできない。(今季中に)戻ってきてほしいとは思ってるけど、彼の回復力がどんなものかによって変わってくる」と指揮官は早期回復を願った。
復帰は早くても9月下旬となるが、左脇腹の負傷自体が初でもあり、無理はさせられない。ポストシーズンでの復帰が現実的なターゲットか。この日からカスティーヨが1軍に合流したが「一晩考えたけど、なかなか良いの(戦略)が思いつかない。本当にいるメンバーでやっていくしかない」と吉井監督。全員でエースの穴を埋め、最高の舞台での復活を待つ。(小田原 実穂)
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