【ソフトバンク】9戦連続2得点以下で初の10戦10敗 過去Vなし大失速

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2023.7.23(日) 05:45

6回途中、降板する大関友久(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ ロッテ5―2ソフトバンク(22日・ZOZOマリン)

 後半戦になっても呪いは解けなかった。ソフトバンクが、南海時代の1985年以来、球団38年ぶり5度目の10連敗。引き分けを挟まない10戦10敗は球団史上初の屈辱となった。藤本監督は「得点圏のところで積極的にいってくれたらいいんやけどね」と、深いため息をついた。

 チャンスになると途端に当たりが止まった。3点を追う4回は先頭からの3連打で無死満塁。牧原大の左犠飛で1点を返したが、続く栗原が遊ゴロ併殺打に倒れた。5回はプロ初出場先発のドラフト3位・生海が先頭でプロ初安打となる右前打。1死から甲斐の泥臭いバント安打などで再び満塁の好機をつくったが、三森が痛恨の投ゴロ併殺打。2イニング連続のゲッツーで反撃の機会を逸し、50年の2リーグ制以降では球団ワーストをまた更新する9試合連続2得点以下と“歴史的貧打”は止まらなかった。

 近藤、有原、オスナら超大型補強を敢行し、3年ぶりの日本一奪回を厳命されたシーズンで、まさかの大失速。「当然、相手もいることだけど、そこを切り裂いていかないと」と指揮官。過去に10連敗したチームが優勝した例はなく、数字上はV率0%の窮地に立たされた。(中村 晃大)

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