ソフトバンク・藤本監督 (C)Kyodo News

◆ 黄金期を支えた名リリーバー

　ソフトバンクは15日、本拠地でのオリックス戦に2－3で敗戦。2年ぶりの7連敗を喫し、2位・ロッテに2ゲーム差をつけられてしまった。

　この日は先発・有原航平が7回2失点の好投を見せるも、打線は相手先発・山本由伸の前に8回まで三森大貴のソロによる1点に抑え込まれてしまう。

　しかし、最終回に2番手・山﨑颯一郎を攻めて1点差まで詰め寄るも、最後は二死一・二塁のチャンスで川瀬晃が一直に倒れて万事休す。鋭い当たりも野手の正面という不運な結末に、川瀬はヘルメットを叩きつけて悔しさを露わにした。


　オールスター戦を前に緊急事態に直面しているソフトバンク。同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも連敗脱出に向けての課題や対処すべきことが取り上げられた中、最後に解説者の鳥谷敬氏から“思わぬ案”が提示された。

　「昔、阪神にジェフ・ウィリアムスという選手がいたんですけど……」と阪神時代にチームメイトだったスーパーリリーバーの名前を挙げながら、「連敗が続いた時に、“全員身につけているものを何か持ってこい”って言うんですよ。それでまぁソックスなり、アンダーシャツなりを持っていったら、それを燃やして流れを変えるという作業をしていましたね」と驚きの連敗脱出法を紹介。スタジオを沸かせた。

　ひとたびトンネルに迷い込むとチームの雰囲気も重くなり、それがまた悪い流れを呼び込むこともある。それだけに、何か流れを変える行動という点で、「そういうのもひとつの手かもしれません」と鳥谷氏。球宴前に嫌な流れを断ち切ることができるか、ソフトバンクの残り2戦に注目だ。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

【動画】終盤に追い上げるもあと一歩及ばず7連敗…／7月15日：ソフトバンク－オリックス戦ハイライト