【日本ハム】伊藤大海「僕が行きたいと言った」8回志願の続投も痛恨2ラン チームは今季最悪6連敗

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2023.7.12(水) 23:56

力投する伊藤大海(カメラ・関口 俊明)

◆パ・リーグ 日本ハム3―4楽天(12日・エスコン)

 日本ハムは楽天に敗れ、今季ワーストを更新する6連敗。借金も最多11となった。

 先発の伊藤大海投手は8回途中4失点で5敗目。今季初の2ケタとなる10三振を奪ったが、終盤に2ランを浴びて2年ぶりの自身4連勝を逃した。

 1球に泣いた。同点で迎えた8回1死二塁。4番・浅村に高めに浮いた116球目を捉えられた。膝に手をついて行方を追った打球は、無情にも右中間席へ。前回対戦の5月26日(楽天モバイル)と同じく、相手主砲にカットボールを運ばれた。「体力的には全然問題なかった。前回もホームランにされた球。その前の真っすぐのファールの仕方で感じなきゃいけない部分があった」と悔しさをにじませた。

 2年ぶりの10奪三振をマークするなど、6回まではスプリットを軸に好投。7回の攻撃で味方が同点に追いつくと「行きたい、と言いました」と首脳陣に続投を志願した。だが「調子がいいが故の選択ミスがあった。ちょっと“押せ押せ”で行ってしまった」と痛恨の一発に沈んだ。建山投手コーチは「コッチとしても8回いってもらっている分、何とかしろよ、ってのはね…。ただ、彼自身が成長するにはあそこを乗り越えなきゃいけない。彼にとって8回は大きな課題。いつもエース級の働きを期待しているので」と話した。

 捕手の伏見は「120球ぐらい投げていたことも配慮して、ベストピッチできる球を要求してあげるのも自分の役目。結果的に打たれたのは大海だけの責任じゃない。全体的に見たら球も良かったので、いいとこにも目を向けて」と後輩をかばった。

 チームは5試合連続で1点差負けとなり、4位・楽天とのゲーム差は2・5に。背番号17は「もったいない投球になってしまった。考え直してまたやっていきます」と球場を後にした。

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