【オリックス】セデーニョが自慢の怪力で来日初満弾 ベンチ前パフォーマンスは名前を募集中

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2023.7.12(水) 05:20

ポーズをとるセデーニョ(カメラ・谷口 健二)

◆パ・リーグ オリックス4―3ロッテ(11日・京セラドーム大阪)

 雄たけびを上げながらダイヤモンドを一周した。3回2死満塁。オリックスの4番・セデーニョが自慢の怪力を見せつけた。メルセデスのカーブを、ライナー性の打球で右翼席に突き刺した。「失投してくれないかな、と願いながら打席に立った(笑い)。とても興奮して叫んでしまったよ」。2戦連発の3号は来日初のグランドスラム。球団の育成出身助っ人初の満塁弾で、首位攻防戦の初戦を制した。

 メジャー経験はないが、マイナー通算74発。昨年7月には2Aで飛距離161メートルの特大弾を放ち、全米の注目を集めた。エース山本らと同学年で、将来性を買われての育成入団。5月下旬に支配下登録されると、森が今月2日に故障で離脱後は7試合中6試合に先発して打率4割4分、3本塁打、12打点の大暴れだ。中嶋監督も「本当にいい仕事をしてくれている」と評価した。

 陽気な性格で、公表88キロの体重は「120キロぐらい」というのもご愛きょうだ。ベンチ前で、両手を左右の頬に当ててハート型に見立てる本塁打パフォーマンスを披露し「ネーミングはファンが決めてくれたら」とほほ笑んだ。

 チームは3連勝で今季最多の貯金15。球団最速で観客動員100万人を突破した本拠地のファンに、24歳の“新主砲”は「また球場に来て、応援よろしくお願いします!」と笑顔を振りまいた。(小松 真也)

 ◆レアンドロ・セデーニョ(Leandro Cedeno)1998年8月22日、ベネズエラ生まれ。24歳。リセオ・ヴィルヘン・デル・ロサリオ高から14年カージナルス入り。昨季はダイヤモンドバックス傘下2Aで109試合に出場し、打率3割1分、30本塁打、93打点。3Aでは14試合で2割9分1厘、2本塁打、10打点。今季、育成契約でオリックス入団。188センチで公称88キロ。右投右打。

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