【楽天】浅村栄斗の2発で今季初5連勝、首位ソフトバンクを3タテ

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2023.7.10(月) 11:33

ファンの声援に応える楽天の浅村

◆パ・リーグ 楽天5―1ソフトバンク(9日・楽天モバイル)

 楽天は首位ソフトバンクを3タテし、単独4位に浮上した。浅村栄斗内野手(32)が2本塁打で4打点をマーク。藤井聖投手(26)が5回1失点で本拠地初勝利をつかみ、チームの連勝は今季最長の5となった。

 頼れる主砲のバットが5連勝をたぐり寄せた。浅村の打球は大きな弧を描いて右翼席最前列に飛び込んだ。「いい風が吹いてましたし、最後は風で伸びてくれたと思う。いい角度がついてくれた」。1―1の3回2死一、二塁の好機で石川の外角直球を強振。代名詞でもある右方向への14号3ランで勝利への機運をぐっと高めた。

 4―1の8回2死では大津のカットボールを左中間席ギリギリに運ぶ15号ソロでダメ押し。日本ハム・万波に並び本塁打争いトップに浮上したが「まだまだ(試合数が)半分ありますし、何も考えていない。最終的にいい位置でタイトル争いができればなと。それよりも勝つためにやっているので頑張ります」ときっぱり。個人タイトルよりも主将として白星への執着心をのぞかせた。

 お立ち台ではチームの好調の要因を問われ、「村林が相当チームを引っ張っているので、負けない気持ちでみんなやっているんじゃないですかね」と即答。普段から食事に誘うなど、面倒を見ている村林が規定未満ながらも34試合で打率3割3分9厘、10打点とブレイク。自身も後輩からの刺激を力に変えている。

 6月15日の広島戦(マツダ)では走塁中に右太もも裏を痛め、練習からテーピングを貼って調整を続ける。同21日の中日戦(楽天モバイル)以降はDHでの出場が続くなど万全な状態ではないが、言い訳は一切しないのがポリシーだ。

 「このまましっかり勝っていけるように。まだみんな諦めてないと思うので」。チームの大黒柱が高らかに逆襲を予告した。(長井 毅)

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